トップ
>
尚更
>
なほさら
ふりがな文庫
“
尚更
(
なほさら
)” の例文
唯
(
たゞ
)
少
(
すこ
)
し
遠慮勝
(
えんりよがち
)
なのと、
余
(
あま
)
り
多
(
おほ
)
く
口数
(
くちかず
)
を
利
(
き
)
かぬのが、
何
(
なん
)
となく
私
(
わたし
)
には
物足
(
ものた
)
りないので、
私
(
わたし
)
が
其
(
それ
)
であるから
尚更
(
なほさら
)
始末
(
しまつ
)
が
悪
(
わる
)
い。
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
或程度まで相手をあしらつて
行
(
ゆ
)
くらしかつたが、今年度は「指」と云ふハンデイキヤツプの為に、ゲエムの始めから緊張してかかるから、
尚更
(
なほさら
)
強いのである……」
澄江堂雑記
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
ところがもっと近くによりますと、
尚更
(
なほさら
)
わからなくなりました。三疋とも口が大きくて、うすぐろくて、眼の出た
工合
(
ぐあひ
)
も実によく似てゐるのです。これにはいよいよどうも困ってしまったのでした。
蛙のゴム靴
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
和尚様も驚きましたが、愚助は
尚更
(
なほさら
)
驚きました。
愚助大和尚
(新字旧仮名)
/
沖野岩三郎
(著)
「両方別々なら
尚更
(
なほさら
)
をかしいぢゃないかねえ。」
林の底
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
尚更
(
なほさら
)
怒って
楢ノ木大学士の野宿
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
尚
常用漢字
中学
部首:⼩
8画
更
常用漢字
中学
部首:⽈
7画
“尚”で始まる語句
尚
尚侍
尚武
尚々
尚書
尚白
尚兵館
尚質
尚真
尚泰