“小紋縮緬”の読み方と例文
読み方割合
こもんちりめん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上州(じょうしゅう)伊香保千明(いかほちぎら)の三階の障子(しょうじ)開きて、夕景色(ゆうげしき)をながむる婦人。年は十八九。品よき丸髷(まげ)に結いて、草色の紐(ひも)つけし小紋縮緬(こもんちりめん)の被布(ひふ)を着たり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
お柳の装(なり)は南部の藍の子持縞(こもちじま)の袷に黒の唐繻子(とうじゅす)の帯に、極微塵(ごくみじん)の小紋縮緬(こもんちりめん)の三紋(みつもん)の羽織を着て、水の滴(たれ)るような鼈甲(べっこう)の櫛(くし)笄(こうがい)をさして居ります。
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
年増向きの小紋縮緬(こもんちりめん)、まことにリユウとしてをりますが、引上げて透(すか)すと、肩のあたりから胴へ、裾へと、滅茶々々に切り破つてあるのです。
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)