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寺院
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てら
ふりがな文庫
“
寺院
(
てら
)” の例文
それを焼払おうとして、ある日
寺院
(
てら
)
の障子に火を放った。親孝行と言われた実も、そこで
拠
(
よんどころ
)
なく観念した。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
門衛
遽
(
あわただ
)
しく遮って、「こらこら、ここは
寺院
(
てら
)
じゃないぞ。今日
葬式
(
とむらい
)
のあるなあ一町ばかり西の方だ。」
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
坊主なんて
辛
(
ひど
)
いことをするぜ、尤も俺達も亂暴にや違ひないが、去年よ小石川の
寺院
(
てら
)
でよ、初さんところの葬式の來るのが遲れたのでな、
前
(
さき
)
へ行つてゐた者が、
一盃
(
いつぺい
)
やり始めたのよ
佃のわたし
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
反対の側は
寺院
(
てら
)
通りに面し、いうところの
鰻
(
うなぎ
)
の
寝所
(
ねどこ
)
のような、南北に長い空地であって、北のはずれには一ツ目橋があって、渡れば相生町や尾上河岸へ出られ、南のはずれを少し行けば
娘煙術師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
話はここで途切れて、どこかの
寺院
(
てら
)
の鐘が鳴る。
大菩薩峠:03 壬生と島原の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
まあ、蓮華寺では非常に
欲
(
ほし
)
がるし、奥様も子は無し、それに他の土地とは違つて
寺院
(
てら
)
を第一とする飯山ではあり、するところからして、お志保を手放して遣つたやうな訳さ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
剣だの巻軸だの
寺院
(
てら
)
だのの形で、充たされているのが異様であった。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
それからは家続きで、ちょうどお町の、あの
家
(
うち
)
の
背後
(
うしろ
)
に当る、が、その間に
寺院
(
てら
)
のその墓地がある。
突切
(
つッき
)
れば近いが、
避
(
よ
)
けて来れば雷神坂の上まで、土塀を一廻りして、
藪畳
(
やぶだたみ
)
の前を抜ける事になる。
白金之絵図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
『長野の
寺院
(
てら
)
に居る妹のところへ
遣
(
や
)
りたいのですがね、』と奥様は
少許
(
すこし
)
言淀
(
いひよど
)
んで
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
寺院
(
てら
)
でも本堂を貸しますし、演説を
為
(
す
)
るといへば人が聴きにも出掛けます。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“寺院”の解説
寺院(じいん、梵、pi: विहार vihāra)は、仏像が祀られ、仏教の出家者が起居し、修行を行う施設である。寺(てら)、仏閣(ぶっかく)ともいう古刹、名刹のように「刹」(さつ)が使われることもある。。
キリスト教や神道などを除く諸宗教の教会・神殿を指す語としても広く用いられている(ごく稀に神社にも用いられることがある)。
(出典:Wikipedia)
寺
常用漢字
小2
部首:⼨
6画
院
常用漢字
小3
部首:⾩
10画
“寺院”で始まる語句
寺院区
寺院楽
寺院撲滅