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寝坊
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ねぼう
ふりがな文庫
“
寝坊
(
ねぼう
)” の例文
旧字:
寢坊
びっくりするほど、
寝坊
(
ねぼう
)
をしてしまったものです——わたしは、まだ箱の上に腰かけていました。あいかわらず、しあわせな気持でした。
人形つかい
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
「ややッ、これは……」
寝坊
(
ねぼう
)
の
宿直
(
しゅくちょく
)
が、やっと目をさまして、とびだしてきた。彼はあまりのことに、まだ夢でもみている気で、目をこすっていた。
○○獣
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
今朝の
景色
(
けしき
)
は
寝坊
(
ねぼう
)
のあなたに見せたいようだった。何しろ日がかんかん当ってる
癖
(
くせ
)
に
靄
(
もや
)
がいっぱいなんでしょう。
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
いくら
寝坊
(
ねぼう
)
のおん
大将
(
たいしょう
)
にせよ、それで眼がさめないはずはなく
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「その癖朝湯に行ける日は、きっと
寝坊
(
ねぼう
)
なさるのね」と細君は
調戯
(
からか
)
うような口調であった。小六は腹の中でこれが兄の
性来
(
うまれつき
)
の弱点であると思い込んでいた。
門
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
私は
寝坊
(
ねぼう
)
をした結果、
日本服
(
にほんふく
)
のまま急いで学校へ出た事があります。
穿物
(
はきもの
)
も
編上
(
あみあげ
)
などを結んでいる時間が惜しいので、
草履
(
ぞうり
)
を突っかけたなり飛び出したのです。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「気を許して寝ると、
寝坊
(
ねぼう
)
をするつもりはなくっても、つい寝過ごすもんだな」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
寝
常用漢字
中学
部首:⼧
13画
坊
常用漢字
中学
部首:⼟
7画
“寝”で始まる語句
寝
寝衣
寝台
寝床
寝覚
寝室
寝転
寝惚
寝所
寝呆