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寓目
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ぐうもく
ふりがな文庫
“
寓目
(
ぐうもく
)” の例文
その愛読するもの孫子、水戸流の諸書、菅茶山詩、山陽詩文等は
固
(
もと
)
より、その他経史百家の書より、近代の諸著作に致るまで、
寓目
(
ぐうもく
)
せざるなし。
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
この書は古い「武鑑」類と江戸図との目録で、著者は自己の
寓目
(
ぐうもく
)
した本と、買い得て蔵していた本とを挙げている。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
予
(
よ
)
未だ
寓目
(
ぐうもく
)
せずと雖も、
蓋
(
けだ
)
し
藻鑑
(
そうかん
)
の道を説く也。珙と忠徹と、
偕
(
とも
)
に明史
方伎伝
(
ほうぎでん
)
に見ゆ。珙の燕王に
見
(
まみ
)
ゆるや、
鬚
(
ひげ
)
長じて
臍
(
へそ
)
を
過
(
す
)
ぎなば宝位に登らんという。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
わが最初の
寓目
(
ぐうもく
)
の感は
如何
(
いかん
)
、われは唯
前山
(
ぜんざん
)
の麓に沿うて
急駛
(
きうし
)
奔跳
(
ほんてう
)
せる一道の大溪と
傍
(
かたはら
)
に起伏出沒する數箇の溪石とを認めしに過ぎざりしと
雖
(
いへど
)
も、しかもその
鏘々
(
さう/\
)
として金石を鳴らすが如き音は
秋の岐蘇路
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
“寓目”の意味
《名詞》
目をとめること。注目すること。
(出典:Wiktionary)
寓
漢検準1級
部首:⼧
12画
目
常用漢字
小1
部首:⽬
5画
“寓”で始まる語句
寓
寓居
寓意
寓話
寓言
寓喩
寓意譚
寓類
寓所
寓處