宣長のりなが)” の例文
なお宣長のりながの「あら玉来経きふる」説、即ち年月の経過するうつという意。久老ひさおいの「たま来経きふる」説。雅澄まさずみの「手纏たまく」説等がある。宇智うちうちと同音だからそう用いた。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
維新は、水戸義公の大日本史編纂へんさんをはじめ、契沖けいちゅう春満あずままろ真淵まぶち宣長のりなが篤胤あつたね、または日本外史の山陽さんようなど、一群の著述家の精神的な啓蒙によって口火を切られたのです。
惜別 (新字新仮名) / 太宰治(著)
二十三歳を迎えたころの彼は、言葉の世界に見つけた学問のよろこびを通して、賀茂かもの真淵まぶち本居もとおり宣長のりなが平田ひらた篤胤あつたねなどの諸先輩がのこして置いて行った大きな仕事を想像するような若者であった。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)