トップ
>
娘子
>
むすめご
ふりがな文庫
“
娘子
(
むすめご
)” の例文
「御当家の御親類のお
娘子
(
むすめご
)
をお連れ申しただけのことで、それを
強請
(
ゆすり
)
かなんぞのように
銭金
(
ぜにかね
)
で追っ払いなぞは恐れ入ります」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
ふとしたことから第二番目の
娘子
(
むすめご
)
に、筒井はその和歌の出来を見てやってから、青年は一層筒井をたいせつに応待した。
津の国人
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
打ち森田屋の
娘子
(
むすめご
)
お專どのにて在しよなお前が此所に御座るとは
夢
(
ゆめ
)
聊
(
いさゝ
)
かも知らざりし我等も江戸へ
赴
(
おもむ
)
きて今度古郷へ歸るゆゑ柏原へ立ち寄りお宅を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
手前
(
てまい
)
此の
娘子
(
むすめご
)
に決して不自由はさせません積りで、へい奉公人も大勢使って居りますが其の中に
好
(
よ
)
い心掛の者がありますから是を養子に貰おうと存じて居りました処
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
真珠は
高金
(
こうきん
)
だから僕のような貧乏医者は買って上げる訳にいかん、それに就いて
兼
(
かね
)
て申上げました
此方
(
こちら
)
のお
娘子
(
むすめご
)
がお美しいと云うことを、
北割下水
(
きたわりげすい
)
の
大伴
(
おおとも
)
と云う
剣客
(
けんかく
)
へ話した処が
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
「ヘエ、実は御当家の御親類のお
娘子
(
むすめご
)
をお連れ申しましたので」
大菩薩峠:01 甲源一刀流の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
清水の旦那には
一通
(
ひととお
)
りならねえ御恩を戴いた事がありましたが、あれだけの御身代のお
娘子
(
むすめご
)
が、
何
(
ど
)
うして
裏長家
(
うらながや
)
へ入っていらっしゃいます、その眼の悪いのはお
内儀
(
かみさん
)
でございやすか
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
女「あゝ、いゝお子だねえ、もしえ、おかみさん、あなたのお
娘子
(
むすめご
)
でございますか」
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
貴方
(
あなた
)
は御子息さんでございますか、只今貴方と一緒に此処の
家
(
うち
)
へ這入りました娘は、
此方
(
こちら
)
の
娘子
(
むすめご
)
だと此の御奉公人が云ったそうでございますが、一体あの娘は
何方
(
どちら
)
からお貰いなさいましたか
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
実はお
娘子
(
むすめご
)
のおふでさんが永代橋から身を投げた処を助けた処が、
何
(
ど
)
うしても名前を云わないでお届け申す事が出来ず、其の
中
(
うち
)
私
(
わたくし
)
の方でも愁傷の
中
(
なか
)
で取紛れて、存じながらお訪ね申さなかったが
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“娘子”の意味
《名詞》
娘。少女。
婦女。
他人の妻。
(出典:Wiktionary)
娘
常用漢字
中学
部首:⼥
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“娘子”で始まる語句
娘子軍
娘子供
娘子様