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妾
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もの
ふりがな文庫
“
妾
(
もの
)” の例文
お喜代は、なぜなのか、その手を急に
捥
(
も
)
ぎ離したくなった。ふだん何とも思っていない露八が、恋しくなって、
囲
(
かこ
)
われ
妾
(
もの
)
の身がしみじみと
嫌
(
いや
)
になった。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「不貞? ——そうかな。お稲はもと、甲府のやなぎ町へ、江戸から流れて来た旅芸者、それを鮎川の親分仁介が、根びきをした持ち
妾
(
もの
)
だと——おれは聞いたが」
野槌の百
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やんごとなき宮すじの姫が六条の
妓家
(
ぎか
)
に養われていたり、また、元は院ノ少将なにがしの
想
(
おも
)
い
妾
(
もの
)
が、今は夜ごと武者の
酌
(
しゃく
)
に出て、無残に
掻
(
か
)
き
挘
(
むし
)
られているなどの例も
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“妾”の解説
妾(めかけ、しょう)とは、婚姻した男性が、妻以外にも囲う女性のことで、経済的援助を伴う愛人を指す。
(出典:Wikipedia)
妾
漢検準1級
部首:⼥
8画
“妾”を含む語句
外妾
愛妾
洋妾
妾腹
寵妾
妾宅
妻妾
男妾
妾達
婢妾
妾狂
侍妾
蓄妾
御妾腹
妓妾
妾等
嬖妾
嬪妾
世間妾形気
側妾
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