奧津おきつ)” の例文
新字:奥津
かれその先に生れませる神、多紀理毘賣たきりびめの命は、胷形むなかた奧津おきつ一八にます。次に市寸島比賣いちきしまひめの命は胷形の中津なかつ宮にます一九。次に田寸津比賣たぎつひめの命は、胷形の邊津へつ宮にます。
奧津おきつ潮騷しほざゐすべりゆくふなばた近くむれつどふ。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
始め松平まつだひら左近將監酒井さかゐ讃岐守戸田とだ山城守水野みづの和泉守若年寄わかどしよりには水野みづの壹岐守本多ほんだ伊豫守太田おほた備中守松平左京太夫御側御用人には石川いしかは近江守寺社じしや奉行には黒田くろだ豐前守小出こいで信濃守土岐とき丹後守井上ゐのうへ河内守大目附おほめつけには松平相摸守奧津おきつ能登守上田うへだ周防守有馬ありま出羽守町奉行には大岡越前守諏訪すは美濃守御勘定ごかんぢやう奉行には
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)