)” の例文
もっとも食足くいたればいんを思うのは、我々凡夫のならいじゃから、乳糜を食われた世尊の前へ、三人の魔女を送ったのは、波旬もぱれ見上げた才子じゃ。
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
緩やかに道糸に送りをくれておいて、水から抜き上げる手際てぎわは、我が子ながらっ晴れと感じたのであった。
小伜の釣り (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
「その日の出で立ち花やかに、勇み進みし働きは、ぱれ勇士と見えにける。……」
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)