“大片”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おおぎれ40.0%
おおきいの20.0%
おおきれ20.0%
おおひら20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豚の肉やししの肉は何の料理にするのでも先ず大片おおぎれを二時間位湯煮て杉箸すぎばしがその肉へ楽にとおる時を適度として一旦引上げてそれから煮るとも焼くともしなければならん。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
はっと思うたが及ばない、見れば猪口は一つおどって下の靴脱くつぬぎの石の上に打付ぶつかって、大片おおきいのは三ツ四ツ小片ちいさいのは無数にくだけてしまった。
太郎坊 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
モット美味く食べようとするには大片おおきれ
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
桜の花の盛りだと云うに何んの兇兆ぞ、早朝から大片おおひらの雪が降り出して夜になっても降り止まず、既に三尺の上越すまでに皚々がいがいと積もっているのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)