大片おおひら)” の例文
桜の花の盛りだと云うに何んの兇兆ぞ、早朝から大片おおひらの雪が降り出して夜になっても降り止まず、既に三尺の上越すまでに皚々がいがいと積もっているのであった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)