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大廟
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たいびょう
ふりがな文庫
“
大廟
(
たいびょう
)” の例文
子
大廟
(
たいびょう
)
に入りて、事毎に問う。或ひと曰く、
孰
(
たれ
)
か
鄹人
(
すうひと
)
の
子
(
こ
)
礼を知ると謂うか。大廟に入りて事毎に問うと。子之を聞きて曰く、是れ礼なりと。
論語物語
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
それよりも
大廟
(
たいびょう
)
の伊勢というべきでありましょう。
四日市
(
よっかいち
)
や津や松阪や宇治山田は、この国の大きな町々であります。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
常住の我身を観じ喜べば、六尺の狭きもアドリエーナスの
大廟
(
たいびょう
)
と異なる所あらず。成るがままに成るとのみ覚悟せよ
三四郎
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
伊勢の
大廟
(
たいびょう
)
から二見の浦、宇治橋の下で橋の上から
参詣
(
さんけい
)
人の投げる
銭
(
ぜに
)
を網で受ける話や、あいの山で昔女がへらで
銭
(
ぜに
)
を受けとめた話などをして聞かせた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
(
子
(
し
)
よ、犠牲になる牛を見ずや。首に
錦鈴
(
きんれい
)
を飾り、美食を飼わしているが、曳いて
大廟
(
たいびょう
)
の祭壇に供えられるときは、血をしぼられ、骨を解かれるではないか)
三国志:06 孔明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
伊勢
(
いせ
)
の
大廟
(
たいびょう
)
を二十年ごとに再築するのは
古
(
いにしえ
)
の儀式の今日なお行なわれている一例である。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
常住の
吾身
(
わがみ
)
を観じ
悦
(
よろこ
)
べば、六尺の狭きもアドリエーナスの
大廟
(
たいびょう
)
と
異
(
こと
)
なる所あらず。成るが儘に成るとのみ覚悟せよ
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「ただ今、
大廟
(
たいびょう
)
に詣でられて、功臣閣へおのぼりになっておられます」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“大廟”の意味
《名詞》
君主の祖霊を祀った御霊屋。
「伊勢神宮」のこと。
(出典:Wiktionary)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
廟
漢検準1級
部首:⼴
15画
“大”で始まる語句
大
大人
大事
大袈裟
大分
大切
大抵
大概
大方
大丈夫