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大和守
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やまとのかみ
ふりがな文庫
“
大和守
(
やまとのかみ
)” の例文
目に立つ巻き絵物などは避けた
沈
(
じん
)
の木製の二段の
棚
(
たな
)
などを手ぎわよく配置してあるのは皆
大和守
(
やまとのかみ
)
のしたことであった。
源氏物語:40 夕霧二
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
御承知でもありましょうが、川越という土地は松平
大和守
(
やまとのかみ
)
十七万石の城下で、昔からなかなか繁昌の町でした。
半七捕物帳:63 川越次郎兵衛
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
と、初めからの目標としていた浅井の二陣高宮三河守、三陣赤田信濃守、四陣大野木
大和守
(
やまとのかみ
)
などの兵は、余り突き出し過ぎて、かえって織田軍の後ろへ出てしまった。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一、
立花左近将監
(
たちばなさこんしょうげん
)
様。
伊豆大島
(
いずおおしま
)
一円。松平
下総守
(
しもうさのかみ
)
様、
安房
(
あわ
)
上総
(
かずさ
)
の両国。その他、
川越
(
かわごえ
)
城主松平
大和守
(
やまとのかみ
)
様をはじめ、万石以上にて諸所にお堅めのため出陣の御大名数を知らず。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
稲葉
美濃守
(
みののかみ
)
、久世
大和守
(
やまとのかみ
)
、土屋
但馬守
(
たじまのかみ
)
、板倉
内膳正
(
ないぜんのかみ
)
。大目付は大岡佐渡守、目付は宮崎助右衛門で、伊達家の人びとが到着するとまもなく評定がひらかれ、まず安芸が呼ばれて出た。
樅ノ木は残った:04 第四部
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
松平
大和守
(
やまとのかみ
)
には客分にあつかわれ、
新羅
(
しんら
)
三郎
義光
(
よしみつ
)
の後胤甲斐源氏の名門であり、剣を取らせては海内の名人、しかも家計は豊かであって、倉入り千俵と云われて居り、門弟の数
大略
(
おおよそ
)
二千
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「酒井
大和守
(
やまとのかみ
)
様ア——」
右門捕物帖:27 献上博多人形
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
国々の
参詣
(
さんけい
)
者が多かった。
大和守
(
やまとのかみ
)
の妻も来た。その
派手
(
はで
)
な参詣ぶりをうらやんで、三条は仏に祈っていた。
源氏物語:22 玉鬘
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
処士とはいっても所の領主、松平
大和守
(
やまとのかみ
)
には客分として、丁寧にあつかわれる立派な身分、ことには自分が贔屓にしている、高萩の猪之松の剣道の師匠——そういう逸見多四郎であった。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
『井上
大和守
(
やまとのかみ
)
様、御前へ』
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
久世
大和守
(
やまとのかみ
)
家中
右門捕物帖:17 へび使い小町
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
平生からすぐに
遺骸
(
いがい
)
は火葬にするようにと
御息所
(
みやすどころ
)
は遺言してあったので、葬儀は今日のうちにすることになって、故人の
甥
(
おい
)
の
大和守
(
やまとのかみ
)
である人が万端の世話をしていた。
源氏物語:39 夕霧一
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
この人は
大和守
(
やまとのかみ
)
の妹で、
御息所
(
みやすどころ
)
の
姪
(
めい
)
であるというほかにも、子供の時から御息所のそばで世話になっていた人であったから喪服の色は濃かった。黒を重ねた上に黒の
小袿
(
こうちぎ
)
を着ていた。
源氏物語:40 夕霧二
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
「御息所の四十九日の仏事のことなども
大和守
(
やまとのかみ
)
一人の手でやっております。気の毒なことでございます。よい身寄りのない人は自身についた幸福だけで生きている間はよろしゅうございますが、死んだあとになってみますと気の毒なものです」
源氏物語:40 夕霧二
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
大和守
(
やまとのかみ
)
も
源氏物語:39 夕霧一
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
守
常用漢字
小3
部首:⼧
6画
“大和守”で始まる語句
大和守広之
大和守忠嗣
大和守成美
大和守正時
大和守重之