土蜂つちばち)” の例文
蜜蜂みつばち赤蜂あかばち土蜂つちばちくまばち地蜂ぢばち——木曾きそのやうなやまなかにはいろ/\なはちをかけますが、そのなかでもおほきなをつくるのはくまばち地蜂ぢばちです。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
また民衆もその絶えまなき動流の土に耕し、その戦々兢々せんせんきょうきょうたるもとに子を生み、流亡も離合も苦楽もまたすべての生計も、土蜂つちばちの如く戦禍のうちに営んできた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
蜘蛛くもが網を張ったり、ある種の土蜂つちばちが小石をもって地面をつき堅めるのがそれだという。しかしそれは智恵でするのではなくて本能であると云って反対する人がある。
言語と道具 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
土蜂つちばち
野口雨情民謡叢書 第一篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)