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囚
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とらは
ふりがな文庫
“
囚
(
とらは
)” の例文
彼は
実
(
げ
)
に夢ならでは有得べからざる
怪
(
あやし
)
き夢に
弄
(
もてあそ
)
ばれて、
躬
(
みづから
)
も夢と知り、夢と覚さんとしつつ、なほ
睡
(
ねむり
)
の中に
囚
(
とらは
)
れしを、
端無
(
はしな
)
く人の呼ぶに
駭
(
おどろか
)
されて、
漸
(
やうや
)
く
慵
(
ものう
)
き枕を
欹
(
そばだ
)
てつ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
其所
(
そこ
)
に、此呑気の源は伏在してゐるのだらうと思ふ。三四郎は
近頃
(
ちかごろ
)
女に
囚
(
とらは
)
れた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
「然し自意識が発達すると云ふ事は、他人の間から自己を独立させると云ふ事になる、また
囚
(
とらは
)
れた自分を
活
(
いか
)
さうと云ふ事にもなる。」と膳を
押遣
(
おしや
)
つて、心静かに落着いて煙草を
吹
(
ふか
)
して居る。
茗荷畠
(新字旧仮名)
/
真山青果
(著)
まひろく永き刻みに
囚
(
とらは
)
れつつ
機縁:(友なる画家の画稿に題す)
(新字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
囚
常用漢字
中学
部首:⼞
5画
“囚”を含む語句
囚人
囚虜
俘囚
幽囚
囚徒
虜囚
同囚
囚獄
流囚
楚囚
囚人輿
囚人車
破獄囚
男囚
牢囚
囚身
未決囚
禁錮囚
早秋囚居
縦囚論
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