“虜囚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
りょしゅう80.0%
とらわれ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、かく、虜囚りょしゅうの日を送りながら、自刃もせずに、首斬らるるのを待っておられるにや? ……と訊ねましたところが
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法を出して民を安んじ、夏侯楙は檻車かんしゃのうちに虜囚りょしゅうとしておき、また諸大将を一閣に寄せて、その戦功を彰した。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
一時、したたかに水を呑んで、昏々こんこんの状におちていた凌振だったが、はっと気づくと、ここは宛子えんし城中の一閣、賊寨の聚議庁ほんまる、たしかに、虜囚とらわれとなった自分に相違ない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)