“虜掠”の読み方と例文
読み方割合
りよりやく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
前司の大中臣おほなかとみ全行まさゆきも敵対し無かつた。国司のやかたも国府もこと/″\虜掠りよりやくされて終ひ、公雅は涙顔天を仰ぐあたはず、すご/\と東山道を都へ逃れ去つた。同月十五日馬を進めて上野へ将門等は出た。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
之によりて朝議をうかゞふの間、しばらく坂東の諸国を虜掠りよりやくし了んぬ。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)