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嘲蔑
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ちょうべつ
ふりがな文庫
“
嘲蔑
(
ちょうべつ
)” の例文
光秀といえば目のかたきに
嘲蔑
(
ちょうべつ
)
し憎悪されている実証が他家の侍たちの中にすら語り草になっている空気だの、思い出せば
限
(
き
)
りもない。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あらゆる
罵詈
(
ばり
)
、あらゆる
嘲蔑
(
ちょうべつ
)
——武蔵の胸には少なくもそう
応
(
こた
)
えた——を堂衆たちは彼に浴びせかけて、ぞろぞろと帰って行った。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
議論する者が、それ以上にも、突っ込んで、武蔵を
称
(
ほ
)
めれば、巌流は、それ自体が、自身を
嘲蔑
(
ちょうべつ
)
する言葉かの如く、
面
(
おもて
)
を朱にしてまでも
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
人と生れ、その
嘲蔑
(
ちょうべつ
)
を、受けてのみいて、思い知らしてやることを、
諦
(
あきら
)
め切っている者では決してない。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
酷薄
(
こくはく
)
と、
嘲蔑
(
ちょうべつ
)
のなかに、常に
彷徨
(
さまよ
)
って来た彼だけに、人の情けは人いちばい強く感じる彼だった。
新書太閤記:01 第一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
しかも、あなたの
嘲蔑
(
ちょうべつ
)
とあの
権
(
けん
)
まくにも屈せず、誠心誠意、相手を説破せんとするあの情熱は正直者です。あの
容態
(
ようたい
)
は大器です。必ず後に大きくなる
器
(
うつわ
)
と、
野衲
(
やのう
)
は信じて疑いません
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
冷然と、そしてまた、鋭いものは、対岸に立った仇敵の
嘲蔑
(
ちょうべつ
)
です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
嘲
常用漢字
中学
部首:⼝
15画
蔑
常用漢字
中学
部首:⾋
14画
“嘲”で始まる語句
嘲
嘲笑
嘲弄
嘲罵
嘲侮
嘲殺
嘲笑的
嘲哢
嘲嗤
嘲声