“ちょうべつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
嘲蔑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人と生れ、その嘲蔑ちょうべつを、受けてのみいて、思い知らしてやることを、あきらめ切っている者では決してない。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
酷薄こくはくと、嘲蔑ちょうべつのなかに、常に彷徨さまよって来た彼だけに、人の情けは人いちばい強く感じる彼だった。
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかも、あなたの嘲蔑ちょうべつとあのけんまくにも屈せず、誠心誠意、相手を説破せんとするあの情熱は正直者です。あの容態ようたいは大器です。必ず後に大きくなるうつわと、野衲やのうは信じて疑いません
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)