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嘉助
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かすけ
ふりがな文庫
“
嘉助
(
かすけ
)” の例文
養子にはいった当主の伊四郎はもちろん、番頭の
嘉助
(
かすけ
)
さえなにも知らない。ただ徳次郎だけは、あたしの生きていることを知っている。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
「おい! 浅に、喜蔵に、
嘉助
(
かすけ
)
とが、俺と一緒に来るんだ! 外の野郎達は、銘々思い通りに落ちてくれ!
路用
(
ろよう
)
の金は、分けてやるからな!」
入れ札
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
「ちゃうはあぶどり、ちゃうはあぶどり」と高く叫ぶ声がしてそれからいなずまのように
嘉助
(
かすけ
)
が、かばんをかかえてわらって運動場へかけて来ました。
風野又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
「まだある、原の
嘉助
(
かすけ
)
小父
(
おじ
)
も、お
前
(
めえ
)
のたッた一人の身寄りだが、とうとうこの春先死んでしまった」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
老番頭の
嘉助
(
かすけ
)
と手代の福三郎、これは遠縁に当る男で、いずれは、大黒屋の
姪
(
めい
)
で、奉公人とも娘分ともなく養われている、お徳と
嫁合
(
めあわ
)
せて、
暖簾
(
のれん
)
を分けるだろうと言われている男でした。
銭形平次捕物控:055 路地の小判
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
「ありや、家にゐた
嘉助
(
かすけ
)
の
倅
(
せがれ
)
だね。」
良寛物語 手毬と鉢の子
(新字旧仮名)
/
新美南吉
(著)
「ちょうはあ かぐり ちょうはあ かぐり。」と高く叫ぶ声がして、それからまるで大きなからすのように、
嘉助
(
かすけ
)
がかばんをかかえてわらって運動場へかけて来ました。
風の又三郎
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
おしのが着替えをしようとしていると、番頭の
嘉助
(
かすけ
)
が、声をかけて、はいって来た。彼は三十七になり、四丁目の裏に家のあるかよい勤めで、妻とのあいだに子供が二人あった。
五瓣の椿
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
嘉
漢検準1級
部首:⼝
14画
助
常用漢字
小3
部首:⼒
7画
“嘉”で始まる語句
嘉
嘉永
嘉吉
嘉納
嘉十
嘉代
嘉賞
嘉兵衛
嘉瑞
嘉暦