“喜怒哀楽”の読み方と例文
読み方割合
きどあいらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
チベットの神も皆しかり。いわゆる人間の喜怒哀楽きどあいらくの情緒をその儘に実行される者である。ところが仏はどんな事があってもお怒りなさらぬ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
がんらい、家康という人、心のうちの喜怒哀楽きどあいらくを色にださないたちである。いつも、むッつりと武者むしゃずわりをして、少し猫背ねこぜになりながら、寡言多聞かげんたぶんを心がけている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
喜怒哀楽きどあいらくのこの変化というものは、私の霊魂をだんだんと作り上げて、ついに私は死なない人間となってこの世を去ってから、もっと清い生涯をいつまでも送らんとするは
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)