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咳
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ぜき
ふりがな文庫
“
咳
(
ぜき
)” の例文
新泉はそ知らぬ顔をしていたが、悠二郎はてれくさくなって
頸
(
くび
)
を
撫
(
な
)
でたりそら
咳
(
ぜき
)
をしたりした。おまえと新泉の二人に望みをかけている。
桑の木物語
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
子供は風邪ばかり引いて、百日
咳
(
ぜき
)
のひどいのにかかっている。お芳さんは大工さんと夫婦になる由なり。
新版 放浪記
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
薫の従者はもう起き出して、主人に帰りを促すらしい作り
咳
(
ぜき
)
の音を立て、幾つの馬のいななきの声の聞こえるのを、薫は人の話に聞いている旅宿の朝に思い比べて興を覚えていた。
源氏物語:49 総角
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
そして鋭い声で、平板にあまり正確でもなく健全な歌をうたっていた。ある家畜小屋の中では、
牝牛
(
めうし
)
が鳴いていた。百日
咳
(
ぜき
)
にかかってる一人の子供が、ある家の中で咳をしていた。
ジャン・クリストフ:11 第九巻 燃ゆる荊
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
また筑後旅行の際、道路の四つ辻に当たる所に、木の
杓子
(
しゃくし
)
へ人の顔をえがいて立ててあるのを見たが、これは百日
咳
(
ぜき
)
にかかったとき、その顔を千人の人より見てもらえば治するとの迷信であるそうだ。
迷信と宗教
(新字新仮名)
/
井上円了
(著)
“咳(
咳嗽
)”の解説
咳嗽(がいそう、en: cough)とは、医療分野における症状の一種であり、肺や気道から空気を強制的に排出させるための生体防御運動であり、通常繰り返して起こる気管・喉頭・呼吸筋の反射的な収縮運動である。一般的には咳(せき)という。
(出典:Wikipedia)
咳
漢検準1級
部首:⼝
9画
“咳”を含む語句
咳嗽
咳声
咳払
謦咳
咳枯
空咳
咳嗄
癆咳
咳拂
一咳
咳一咳
打咳
百日咳
癆咳病
御咳
咳入
労咳
咳唾
咳込
小咳
...