“吝嗇奴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けちんばう50.0%
りんしょくど50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつもごと臺所だいどころからすみ持出もちだして、おまへひなさらないかとけば、いゝえ、とおきやうつむりをふるに、ではればかり御馳走ごちそうさまにならうかな、本當ほんたう自家うち吝嗇奴けちんばうめやかましい小言こごとばかりやがつて
わかれ道 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
おおやけの事に奔走すれば野心家とうたがわれ、老後他人の厄介やっかいになるまいと貯蓄ちょちくこころざせば吝嗇奴りんしょくどあなどられ、一挙手きょしゅ、一投足とうそく、何事にしても、吾人ごじんのする事なす事につき非難をさしはさむことのなきものはない。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)