トップ
>
向後
>
きょうご
ふりがな文庫
“
向後
(
きょうご
)” の例文
主「ごまかして時々出掛けるね、併し今夜は小言を云いません、
夜更
(
よふけ
)
の事だから、
向後
(
きょうご
)
たしなみませんといけませんよ」
文七元結
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
引被
(
ひっかぶ
)
って
達引
(
たてひき
)
でも、もしした日には、荒いことに
身顫
(
みぶる
)
いをする姐さんに申訳のない
仕誼
(
しぎ
)
だと、
向後
(
きょうご
)
謹みます、相替らず酔ったための怪我にして、ひたすら恐入るばかり。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ただこの神経衰弱と狂気とは
否応
(
いやおう
)
なく余を
駆
(
か
)
つて創作の方面に向はしむるが故に、
向後
(
きょうご
)
この『文学論』の如き学理的
閑文字
(
かんもんじ
)
を
弄
(
ろう
)
するの余裕を与へざるに至るやも計りがたし。
『文学論』序
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
また現在目の前にちらついておりますような、妙な心持でござりまして、いや、もう、この大地震は忘れましても、道具の、出たり
引込
(
ひっこ
)
んだり一件は、
向後
(
きょうご
)
いくつになりましても
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
昨夜
(
ゆうべ
)
兄貴の処へあなたがお
出
(
いで
)
で、
明日
(
あした
)
竹ヶ崎の南山へ
行
(
ゆ
)
くが、一人でも子分や縁者の者をよこすな、よこすと
向後
(
きょうご
)
足踏
(
あしぶみ
)
はしない絶交だ、と斯う旦那が仰しゃって、兄貴も心配して
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“向後”の意味
《名詞・形容動詞》
向 後 (きょうご, きょうこう, こうご)
今後。
(出典:Wiktionary)
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
“向”で始まる語句
向
向日葵
向島
向側
向脛
向背
向直
向合
向柳原
向山