名號みやうがう)” の例文
新字:名号
つがせ其身はたゞ明暮あけくれ念佛ねんぶつの門に入て名號みやうがうとなふるほか他事たじなかりしとぞ依て追々おひ/\佛果ぶつくわを得富右衞門は長命ちやうめいにてつひに年齡八十一歳に至りねむるが如く大往生だいわうじやうを遂げしとぞ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
島は七の死をいたんで、七が遺物の袱紗に祐天上人いうてんしやうにん筆の名號みやうがうを包んで、大切にして持つてゐた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)