“みやうがう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
名號66.7%
名香33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つがせ其身はたゞ明暮あけくれ念佛ねんぶつの門に入て名號みやうがうとなふるほか他事たじなかりしとぞ依て追々おひ/\佛果ぶつくわを得富右衞門は長命ちやうめいにてつひに年齡八十一歳に至りねむるが如く大往生だいわうじやうを遂げしとぞ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
島は七の死をいたんで、七が遺物の袱紗に祐天上人いうてんしやうにん筆の名號みやうがうを包んで、大切にして持つてゐた。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
や、何とも云へぬ名香みやうがうのかをり、身も心も消ゆるやうぢや。四方には華の瓔珞やうらく、金銀、錦の幡天蓋はたてんがい瑇瑁たいまいの障子、水晶のみす
南蛮寺門前 (新字旧仮名) / 木下杢太郎(著)