台座だいざ)” の例文
旧字:臺座
つぎに、左の足に、おなじことがおこり、ひざの上に石膏をかぶった黒い二本の足が、台座だいざからじゅうたんの上におりてきました。
奇面城の秘密 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
じいさまはこころよわたくしねがいをれ、ちょっとあちらをいて黙祷もくとうされましたが、モーぎの瞬間しゅんかんには、白木しらき台座だいざいた、一たい御鏡みかがみがおじいさまのてのひらっていました。
黄金の宝石ばこの中には、黒ビロードの台座だいざがあって、そこに、二十四個の色さまざまな宝石が、はめこんであるのです。
塔上の奇術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)