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可成
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よしなり
ふりがな文庫
“
可成
(
よしなり
)” の例文
平手中務
(
ひらてなかつかさ
)
は相果てましたが、柴田修理権六、
林佐渡通勝
(
はやしさどみちかつ
)
、池田勝三郎信輝、佐久間大学、森
可成
(
よしなり
)
など、なお人物は尠なしとしません。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大高、
沓掛
(
くつかけ
)
等をも占領した。信長は今度は笠寺を攻めて見たが豊政
驍勇
(
ぎょうゆう
)
にして落城しそうもない。そこで信長は考えた末、森
可成
(
よしなり
)
を商人に化けさせて駿河に潜入させ、義元に豊政のことを
讒言
(
ざんげん
)
させた。
桶狭間合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
馬首を揃えて、続いて来るのは、柴田権六、森
可成
(
よしなり
)
。——それに熱田の町の入口から人数へ加わった加藤
図書
(
ずしょ
)
などであった。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
第五陣 森
可成
(
よしなり
)
│
姉川合戦
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
それでも近頃はお小姓の中に
交
(
ま
)
じって、どうやら何か勤めているらしいので、
可成
(
よしなり
)
も、城内の便りは楽しみの一つだった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
森三左衛門
可成
(
よしなり
)
は、その奉行役として、適任ではあったが、武士は誰しも、こういう文官的な任務よりも、戦場に押しやられる方が好ましかった。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
青池駿河守、道家清十郎、森三左衛門
可成
(
よしなり
)
、そのほか織田家の名ある士たちの
首級
(
しるし
)
を、飽き飽きするほど、検分した。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、いうのは、蘭丸の老母——森三左衛門
可成
(
よしなり
)
の後家の
妙光尼
(
みょうこうに
)
と、本願寺方の謀将鈴木
重行
(
しげゆき
)
とは、かねがね信長にはごく内密で文通など
交
(
か
)
わしていた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
まだそこらには、討死した
信治
(
のぶはる
)
や森
可成
(
よしなり
)
や
道家
(
どうけ
)
清十郎などの血も乾いておるまい。——
瞑
(
めい
)
せよ、忠烈なる亡魂ども、そちたちの鮮血を、あだにはせぬぞ。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
で——退出を待ち構えているとやがて森
可成
(
よしなり
)
は、まだ、六、七歳にしかならない
髫髪
(
うないがみ
)
の
童
(
わらべ
)
の手をひきながら、拝領のお菓子を片手に持って、
退
(
さが
)
って来た。
新書太閤記:02 第二分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「いま織田家のうちで重きをなしている方々といえば——まず林佐渡守どの、佐久間信盛どの、森
可成
(
よしなり
)
どの」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼らの
亡父
(
ちち
)
、森三左衛門
可成
(
よしなり
)
の忠節が、深く信長の胸に
銘記
(
めいき
)
されていたことも間違いないにせよ、信長が蘭丸に傾けている信用と寵愛は、また格別なものがある。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そちの父
可成
(
よしなり
)
は、去年、
叡山
(
えいざん
)
をかこむ前、朝倉の大軍と僧兵につつまれ、
宇佐山
(
うさやま
)
の城と共に相果てた。
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼の母というのは、
妙光尼
(
みょうこうに
)
といって、いうまでもなく、織田家の忠臣森三左衛門
可成
(
よしなり
)
の
後家
(
ごけ
)
である。
新書太閤記:05 第五分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
光秀も、初めて解けて打ち笑うと、
可成
(
よしなり
)
も、自分の考えが的中したので、愉快そうに微笑した。
新書太閤記:03 第三分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何か兄の蘭丸に
叱言
(
こごと
)
をいわれているらしかった。蘭丸兄弟は三名とも小姓組にいる。これはよく兄弟喧嘩の
因
(
もと
)
となるらしい。すでに森三左衛門
可成
(
よしなり
)
の子もみな成人したと今さら思い出されて来る。
新書太閤記:07 第七分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
成
常用漢字
小4
部首:⼽
6画
“可成”で始まる語句
可成的