“妙光尼”の読み方と例文
読み方割合
みょうこうに100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妙光尼みょうこうには、だまってうなずいた。主君の寵があればある程、六人の子を擁して、人なかに生きてゆくことは、よほど気丈きじょうる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、いうのは、蘭丸の老母——森三左衛門可成よしなりの後家の妙光尼みょうこうにと、本願寺方の謀将鈴木重行しげゆきとは、かねがね信長にはごく内密で文通などわしていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の母というのは、妙光尼みょうこうにといって、いうまでもなく、織田家の忠臣森三左衛門可成よしなり後家ごけである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)