“みょうこうに”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
妙光尼66.7%
妙高尼33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
妙光尼みょうこうには、だまってうなずいた。主君の寵があればある程、六人の子を擁して、人なかに生きてゆくことは、よほど気丈きじょうる。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、いうのは、蘭丸の老母——森三左衛門可成よしなりの後家の妙光尼みょうこうにと、本願寺方の謀将鈴木重行しげゆきとは、かねがね信長にはごく内密で文通などわしていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の母というのは、妙光尼みょうこうにといって、いうまでもなく、織田家の忠臣森三左衛門可成よしなり後家ごけである。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あなたの母御、妙光尼みょうこうにどのでおざろうが」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『源氏物語』のできた時代に生きていた藤原明衡ふじわらのあきひらの『新猿楽記』によると、当時の曲目の一部は、「京童きょうわらべ虚左礼こされ」、「東人あずまびとの初京上り」、「福広聖の袈裟求けさもとめ」、「妙高尼みょうこうに襁褓乞むつきごい
古寺巡礼 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)