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厨人
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ちゅうじん
ふりがな文庫
“
厨人
(
ちゅうじん
)” の例文
然
(
しか
)
れども小説中に料理法を
点綴
(
てんてい
)
するはその一致せざること懐石料理に牛豚の肉を盛るごとし。
厨人
(
ちゅうじん
)
の労苦尋常に
超
(
こ
)
えて口にするもの味を感ぜざるべし。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
仏と問答してたちまち悟り、病死して無熱天に生まれた。仏いわく、過去に一城の王好んで肉を食らう。時に王に求むる所ある者、鶏を献じ、王これを
厨人
(
ちゅうじん
)
に渡し汁に
焚
(
た
)
かしめた。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
有名なる夜会の事とて一千有余名の来賓に
充
(
あ
)
つるその献立の
如何
(
いか
)
に
按配
(
あんばい
)
され、
厨人
(
ちゅうじん
)
の如何に苦心せしやは料理法に重きを置かるる者の等しく知らんと欲する
処
(
ところ
)
ならん。
食道楽:秋の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
釜の
此方
(
こなた
)
に
厨人
(
ちゅうじん
)
土間に立ちて
壺
(
つぼ
)
を棚に
載
(
の
)
せ、厨人の前方板にて
囲
(
かこ
)
いたる中に
瓦斯竈
(
がすかまど
)
三基を置く。中央の
置棚
(
おきだな
)
に野菜類の
堆
(
うずたか
)
く
籠
(
かご
)
に盛られたるは同邸の一名物と称せらるる温室仕立の野菜なり。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
厨
漢検準1級
部首:⼚
12画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
“厨”で始まる語句
厨
厨子
厨房
厨川
厨子野
厨夫
厨戸
厨口
厨子王
厨川柵