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卜部
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うらべ
ふりがな文庫
“
卜部
(
うらべ
)” の例文
高
(
こう
)
ノ
武蔵守
(
むさしのかみ
)
師直
(
もろなお
)
という
厭
(
いや
)
なじじいが、
卜部
(
うらべ
)
の兼好という生ぐさ坊主に艶書の注文をしたなどという
談
(
はなし
)
を生ずるに至っているのである。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
後世の
卜部
(
うらべ
)
進出時代はいさ知らず、是が皇室
御親
(
おんみずか
)
らの祭の
年久
(
としひさ
)
しい伝統までに、
干与
(
かんよ
)
し得べかりし理由はあり得ない。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
一方また、神祇官の
卜部
(
うらべ
)
を
媒
(
なかだち
)
にして、
陰陽
(
おんみょう
)
道は、知らず悟らぬうちに、古式を飜案して行っていた。
水の女
(新字新仮名)
/
折口信夫
(著)
「おや、吉田山の
卜部
(
うらべ
)
兼好さまは、あなた様でいらっしゃいますか」
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
卜部
(
うらべ
)
をも八十の
衢
(
ちまた
)
も
占問
(
うらと
)
へど君をあひ見むたどきしらずも
伊勢物語など
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
▼ もっと見る
八月には神祇官から宮主一人
卜部
(
うらべ
)
三人が
差遣
(
さしつかわ
)
せられ、それが二人ずつ両国に入って行くが、その一人を稲実卜部、一人を
禰宜
(
ねぎ
)
卜部と号するとあって、職掌は明示せられていない。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
さにづらふ 君が
御言
(
みこと
)
と
玉梓
(
たまづさ
)
の 使も來ねば 思ひやむ わが身一つぞ ちはやぶる 神にもな
負
(
おほ
)
せ
卜部
(
うらべ
)
坐
(
ま
)
せ 龜もな燒きそ
戀
(
こほ
)
しくに いたきわが身ぞ いちじろく 身にしみとほり むらぎもの 心くだけて 死なむ命 俄かになりぬ いまさらに 君か
我
(
あ
)
を
伊勢物語など
(旧字旧仮名)
/
堀辰雄
(著)
“卜部”の意味
《名詞》
卜部(ぼくぶ)
部首「⼘」で分類した漢字の一群。
(出典:Wiktionary)
“卜部”の解説
卜部(ぼくぶ)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。
康熙字典214部首では25番目に置かれる(2画の19番目)。
(出典:Wikipedia)
卜
漢検準1級
部首:⼘
2画
部
常用漢字
小3
部首:⾢
11画
“卜部”で始まる語句
卜部兼好
卜部季武
卜部兼倶
卜部宿禰