“うらべ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ウラベ
語句割合
卜部71.4%
占部14.3%
浦辺14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後世の卜部うらべ進出時代はいさ知らず、是が皇室御親おんみずからの祭の年久としひさしい伝統までに、干与かんよし得べかりし理由はあり得ない。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
煉瓦造りの西洋館ばかりだとは占部うらべ牧師から聞いていたが、建物の素晴しいのには実際驚いた。私は門から取っつきのに下して貰った。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
発心ほっしんした。郷里の両親と占部うらべ牧師へう書いて送った。祈祷、勉強、自省、交際、運動等の時間割を細かに作って、忠実に実行した。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
中へ出る人物は、芸妓げいしゃが二人、それと湘南の盛場さかりばを片わきへ離れた、あし浦辺うらべの料理茶屋の娘……と云うと、どうも十七八、二十はたちぐらいまでの若々しいのに聞えるので、一寸ちょっと工合が悪い。
甲乙 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)