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北條
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ほうじょう
『
良人は
自分の
眼の
前で
打死したではないか……
憎いのはあの
北條……
縦令何事があろうとも、
今更おめおめと
親許などに……。』
しかしそれから
間もなく、あの
北條との
戦闘が
起ったので、
私の
望みはとうとう
遂げられずに
終りました。
それから
私は
問われるままに、
鎌倉の
実家のこと、
嫁入りした
三浦家のこと、
北條との
戦闘のこと、
落城後の
侘住居のことなど、
有りのままにお
話ししました。