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加
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くわう
ふりがな文庫
“
加
(
くわう
)” の例文
春濤は失意に
加
(
くわう
)
るに
瘧
(
おこり
)
を
患
(
わずら
)
い、毅堂の帰府を待ち得ず
悄然
(
しょうぜん
)
として西帰の途に上った。これらの事は皆『春濤先生逸事談』に記述せられている。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
八重多年
教坊
(
きょうぼう
)
にあり都下の酒楼旗亭にして知らざるものなし。
加
(
くわう
)
るに
骨董
(
こっとう
)
の鑑識浅しとせず。わが晩餐の膳をして常に詩趣俳味に富ましめたる敢て
喋々
(
ちょうちょう
)
の弁を要せず。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
要するにこのたびの房総行は初より興がなかったものと思われる。これに
加
(
くわう
)
るに枕山は或日道に酔うて折角懐中にした売文の銭を落してしまった。『詩鈔』に「遺金歎」五言古詩が載っている。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
イマダ
霽
(
は
)
レズ。従者皆
襏襫
(
はっせき
)
ヲ
穿
(
うが
)
ツ。山重リ嶺
複
(
かさな
)
リ、道路
峗嶇
(
きく
)
タリ、
加
(
くわう
)
ルニ連日ノ雨ヲ以テス。
泥濘滑澾
(
でいねいかったつ
)
、衆足ヲ失センコトヲ恐レ次ヲ乱シ地ヲ
択
(
えら
)
ビテ行ク。ナホ往往ニシテ
顛倒
(
てんとう
)
ス。
渾身
(
こんしん
)
塗ヲ負フ。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
加
常用漢字
小4
部首:⼒
5画
“加”を含む語句
加之
冥加
加特力
好加減
亜米利加
加減
加奈陀
附加
草加
加里
増加
路加
加古川
高加索
御加護
首里天加那志
加速度
加比丹
羅馬加特力
亜弗利加
...