つとむ)” の例文
南条つとむ五十嵐甲子雄いがらしきねおの二人は、上方かみがたの風雲を聞いて急に江戸を立つことになりました。宇津木兵馬はそれを送って神奈川まで行きました。
大菩薩峠:17 黒業白業の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
長男ノつとむガ、マダ大学ノ二年生デ早過ギルノダケレドモ、恋人ガ出来テ結婚サセテクレト云ウノデ、許スコトニシタ、ガ、若イ二人ヲアパートナドニ別居サセテオクノハ不安デアルカラ
瘋癲老人日記 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
一昨夜の暴風雨あらしで吹き倒されたらしい山毛欅ぶなの幹へ、腰をおろしているものは、南条つとむであります。
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)