“剩(まけ)” の例文
新字:剰
と最(も)う恁(か)う成(な)れば度胸(どきよう)を据(す)ゑて、洒落(しや)れて乘(の)る。……室(しつ)はいづれも、舞臺(ぶたい)のない、大入(おほいり)の劇場(げきぢやう)ぐらゐに籠(こ)んで居(ゐ)たが、幸(さいは)ひに、喜多八(きたはち)懷中(くわいちう)も輕(かる)ければ、身(み)も輕(かる)い。荷物(にもつ)はなし、お剩(まけ)に洋杖(ステツキ)が細(ほそ)い。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)