“餘剩”の読み方と例文
新字:余剰
読み方割合
あまり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山間の寂しい小學校にゐた間、俸給の餘剩あまりを積んであがなつて、獨り稽古で勝手な音を出して、夜毎にこれをもてあそんでゐたことが、涙ぐまるゝやうな追憶となつて、乾いた彼れの心をうるほはした。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)