“餘剩(あまり)” の例文
新字:余剰
山間の寂しい小學校にゐた間、俸給の餘剩(あまり)を積んで購(あがな)つて、獨り稽古で勝手な音を出して、夜毎にこれを弄(もてあそ)んでゐたことが、涙ぐまるゝやうな追憶となつて、乾いた彼れの心を潤(うるほ)はした。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)