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前方後圓
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ぜんぽうこうえん
第十代崇神天皇と、
次ぎの
垂仁天皇の
頃から、
前が
角で
後の
圓い
前方後圓の
立派な
車塚が、
築かれるようになつたことは
疑ひありません。
しかし
朝鮮には
日本の
古墳で
皆さんが
見たような、
前方後圓の
形をした
塚はなく、たゞ
圓い
塚が
二つくっついた
瓢箪形のものがあるだけです。
それから
六七代の
間、かの
佛教が
日本にはひつて
來た
時分、
敏達天皇頃までは、
少し
形は
小さくなりましたけれども、やはり
御陵はみな
前方後圓の
塚でありました。