“前手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まえて50.0%
まえで50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その壁には鉛筆画、チョオク画、油絵とうのスケッチを多く掛けあり。枠に入れたると入れざるとまじれり。前手まえてに小さき円形まるがたの鉄の煖炉だんろあり。その上になべ類を二つ三つ載せあり。
それから忠寛は木小屋に仮に造った座敷ろうへ運ばれた。そこは裏の米倉の隣りで、大きな竹藪たけやぶを後にして、前手まえでには池があった。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)