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刻
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むご
ふりがな文庫
“
刻
(
むご
)” の例文
貴嬢
(
きみ
)
が掌に宝丹移せし時、
貴嬢
(
きみ
)
は再びわが顔を打ち守りたまいぬ、うるみたる貴嬢の目の中には、むしろ一
匙
(
さじ
)
の毒薬たまえ
刻
(
むご
)
き君とのたもう心
鮮
(
あざ
)
やかに読まれぬ。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
われに渡しければわれ直ちに薬を
掬
(
すく
)
いて貴嬢が前に差しいだしぬ、この時
貴嬢
(
きみ
)
が
眼
(
まなこ
)
うるみてわが顔を打ち守りたまいたる、ああ
刻
(
むご
)
き君かなとのたまいしようにわれは覚えぬ。
おとずれ
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
“刻”の解説
刻(こく)は、漢字文化圏で使用される時間・時刻の単位である。様々な長さの「刻」があり、同じ時代の同じ地域でも、複数の「刻」が並用されていた。1日を何刻に分けるかが同じでも、定時法と不定時法の違いもある。
「刻」という名称は、漏刻(水時計)の刻み目に由来する。
(出典:Wikipedia)
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
“刻”を含む語句
先刻
彫刻
前刻
丑刻
一刻
戌刻
亥刻
未刻
午刻
申刻
辰刻
刻々
寅刻
後刻
時刻
巳刻
即刻
刻下
彫刻物
子刻
...