利潤りじゆん)” の例文
かはして別かれしにあらずや然るに此間このあひだも六兩三分と言金子を譯なく合力がふりよくし間もなく其形にて又々まゐらるゝ事餘りなる仕方なりむかしとは違ひ今は眞面目まじめに日々の利潤りじゆんを以て其日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
多分の利潤りじゆんをあげて、一代に何萬といふ身上しんしやうを築いた男だつたのです。
くらひに來りしにかれ如才じよさいなき者なれば我身代に取付とりつくは此時なりと思ひ愛想あいさうよく酒もまけつぎければ其の繁昌はんじやう大方ならず日毎に三十貫文餘りの利潤りじゆんを得て忽ちに大身代となりて酒店をもひらしかど昔しを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)