ほか)” の例文
日本人は地味でぽんほか言分いひぶんはないが、たつた一つ辞世だけは贅沢すぎる。死際にはお喋舌しやべりは要らぬ事だ。狼のやうに黙つて死にたい。
その點に於て自分は、此の「鳥のなげき」にかへて、どんな序文でもいゝからほかのものであつてくれゝばよかつたと思ふ。