判人はんにん)” の例文
判人はんにんがないといけないから、お前が判人になって、そうして私が稼いだのをお前に預けるから、私を江戸へ連れて行っておくれな
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
すすめした者があります、よしんば身売りをお薦め申したところで、失礼ながら、御容貌ごきりょうは別として、あなたのお歳では、判人はんにんが承知を致しますまい
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
姉のお定は三五郎という山女衒やまぜげん——やはり判人はんにんで、主に地方の貸座敷へ娼妓しょうぎを売込む周旋をするのだとか申します。
蜘蛛の夢 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
段々とはなして娘を賣て十八年以前なる傍輩はうばいの恩金を返さんと思ふよしくはしくはなしければ利兵衞も其の志ざしを深くかんさつそく承知なし即ち判人はんにんとなりて新藤の娘を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たな判人はんにん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)