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初荷
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はつに
ふりがな文庫
“
初荷
(
はつに
)” の例文
「おや、泥がつきましてございますね。
初荷
(
はつに
)
の車が
撥
(
は
)
ねかえしたのでございましょう。ちょっと落して参りますから——」
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
と、
武
(
たけ
)
ちゃんが いったので、
町
(
まち
)
へ いっしょに いくと、
初荷
(
はつに
)
の
車
(
くるま
)
が やって きました。
はつゆめ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
このような美しい多彩な刺繍の和鞍を作るのは、ただこの下野と
常陸
(
ひたち
)
との二ヵ国だけであります。正月の
初荷
(
はつに
)
の時や、
嫁入
(
よめいり
)
の時に新しく
誂
(
あつら
)
えます。少し前までは朱塗
金箔
(
きんぱく
)
の革も用いました。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
初荷
(
はつに
)
の
車
(
くるま
)
の
赤い旗
(旧字旧仮名)
/
槙本楠郎
(著)
いま
獅子舞
(
ししまい
)
が堀川の小橋の上を渡ると見えて、大鼓の音は河岸の建物に
木霊
(
こだま
)
して、あたり四方を祭のように浮立たせます。続いて
初荷
(
はつに
)
の
囃
(
はや
)
しが通ります。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
“初荷”の解説
初荷(はつに)とは、年が明けて、最初に工場や倉庫など物流拠点から販売店へ向けて商品(製品)が出荷されること。
元々は、初売と同じく1月2日に行われていたが、今日では官公庁や多くの企業で業務が開始される1月4日に、新年の初出荷が行われることが多い。その際、昔は「初荷」と書かれた旗やのぼりをつけたトラックが走っていたが、高速道路などでの安全性の点から、現在ではほとんどなくなっている。
(出典:Wikipedia)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
荷
常用漢字
小3
部首:⾋
10画
“初”で始まる語句
初
初心
初々
初手
初夏
初春
初陣
初秋
初午
初旬