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切
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しば
ふりがな文庫
“
切
(
しば
)” の例文
八蔵は泰助に
恨
(
うらみ
)
あれば、その頭蓋骨は砕かれけん髪の毛に黒血
凝
(
かたま
)
りつきて、頬より胸に
鮮血
(
なまち
)
迸
(
ほとばし
)
り眼を塞ぎ歯を
切
(
しば
)
り、二目とは見られぬ様にて、死しおれるにもかかわらず。
活人形
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
屑屋は
眼
(
まなこ
)
を閉じ、歯を
切
(
しば
)
り、音するばかり手足を
悶
(
もだ
)
えて、苦痛に堪えざる風情なりき。
貧民倶楽部
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
お沢 ヒイ……(歯を
切
(
しば
)
りて
忍泣
(
しのびな
)
く。)
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“切”の意味
《名詞》
(きれ)布の一部分。転じて布。
《形容動詞》
(セツ)緊急である、余裕がない。
(セツ) 心を込めて祈るさま。
(セツ) 身にしみて強く感じるさま。
《助詞》
(きり、ぎり)のみ。だけ。
(出典:Wiktionary)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“切”を含む語句
大切
一切
切々
突切
打切
切断
切歯
思切
切立
切端
引切
息切
掻切
巾着切
半切
仕切
切通
切符
切掛
手切
...