出離ではな)” の例文
あるいは宿場は已に出離ではなれて、今茶店で買った草の餅を馬上で食いながら悠々と打たせていると、どうかした拍子にその草餅を取り落とした光景かも知れないのである。
俳句はかく解しかく味う (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
案山子かゝしどもはわらみだれたけむりごとく、前後あとさきにふら/\附添つきそふ。……してほこら樹立こだち出離ではなれる時分じぶんから、希有けう一行いつかうあひだに、ふたあかりいたが、ひかりりともえず、ものをうつさぬでもい。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)