“再調”の読み方と例文
読み方割合
さいしら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
再調さいしらべに成りましても当人は助かって居りますか助かって居りませんか、其処は分りませんので、へえ
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
なる程お玉という娘の父親は竜神松五郎という海賊かも知れませんが、そんな奴には種々いろいろ魂胆こんたんがありまして、人の知らねえ機関からくりも御座いますから、再調さいしらべの役目を私奴わたくしめにお云附いいつけ下せえまし
悪因縁の怨 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
もつて月番南町奉行大岡越前守殿へ引渡し相濟ける之に依て大岡殿も一通り吟味の上口書こうしよ并びに書取の通り符合ふがふなすに於ては月番老中しゆうかゞひの上附札つけふだにて御仕置仰せ付らるゝの手續てつゞきなる故今富右衞門が命は風前ふうぜん燈火ともしびの如し再調さいしらべに引出さるゝ其有樣數日の拷問につかはて總身そうしん痩衰やせおとろ鬢髭びんひげ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)